岐阜市にある「福丸」は薄皮たい焼きとかき氷が人気のお店です。
強力なパワースポットとして知られる伊奈波神社の目の前、そして岐阜善光寺の敷地内にあります。
何かしらのご利益を感じずにはいられない立地です。
でも、いざ行ってみたら営業時間外だったり、かき氷の期間が終わっていたりしたら残念でたまりませんよね。
とくに「福丸」は営業日が独特なので、思い付きで出かけると薄皮たい焼きやかき氷を食べられない可能性があります。
また、駐車場やメニューに関しても行く前に把握しておきたいポイントです。
そこで今回は「福丸」の営業日や営業時間、メニュー、駐車場などについてお伝えしていきます。
目次
「福丸」は美殿町からどこへ移転したの?定休日や営業時間は?
「福丸」は以前、岐阜市美殿町に店舗があり、当時から行列ができていました。
安くてカリカリで美味しい薄皮たい焼きとボリュームたっぷりのかき氷が有名です。
その後移転をし、当初は「福丸」が閉店してしまったのではないか、移転先はどこだと話題にのぼりました。
新しい場所で再開されたときは多くのファンが喜び、連日行列ができていたのを覚えています。
今、「福丸」どこにあるの?
今は、伊奈波神社の前にあります。
場所とともに定休日や営業時間も確認しておきましょう。
「福丸」の場所と定休日・営業時間は?
「福丸」は、屋台や小屋のようなお店です。知らないと見落としてしまうかもしれないので、以下を参考にだいたいの場所を把握しておきましょう。
お店を挟むように立っている2つの自動販売機場が目印です。営業していればほとんどの場合お客さんがいるので、それが目印にもなります。
住所 | 岐阜県岐阜市伊奈波通1-8(伊奈波神社鳥居の手前北側 善光寺有料駐車場横) |
TEL | 080-6070-1388 |
定休日 | 水曜日、木曜日(基本的には) |
営業時間 | 11:00~18:00 |
備考 | 年末年始は休業 そのほか営業時間の変更、臨時休業もあり |
臨時休業や営業時間の変更に注意
「福丸」の営業時間は、イベントなどへの出店で短くなったり、すぐそばの善光寺の行事がある日には延びたりと流動的な面もあります。
近隣の伊奈波神社や善光寺が賑わう年末年始は営業していそうなイメージがありますが、その時期は毎年休業です。
私も行ってから「やってなかった」という経験が何度かありますが、近いのでダメージは少なくて済みます。
遠方から行く場合はSNSや電話での確認をおすすめします。
「福丸」のたい焼きは薄皮が魅力!期間限定で月替わりのメニューも
「福丸」のたい焼きは、小さめで皮が薄くてカリカリした香ばしさが魅力です。
甘さ控えめの美味しいつぶ餡は、ご主人が毎日お店で炊き上げています。
この皮と餡を一緒に味わう薄皮たい焼きは絶品です。
手間のかかる1本焼きがカリカリ薄皮の秘訣
こちらのたい焼きは、1本の棒にひとつの型がついている「1本焼き」と呼ばれる焼き方で作られています。
「1本焼き」で焼かれたたい焼きは、「天然もの」とも呼ばれます。
昔ながらの焼き方で、量産できず手間も力もいるため、今ではこのような焼き方をするお店は少なくなっているようです。
しかし、「福丸」の香ばしい薄皮たい焼きは、この焼き方無くしては生まれません。
1本ごとに焼き加減を見ながら焼くので、それぞれが絶妙に焼き上がります。
また、何本もの重い型を一日中返し続けるご主人の技術も、このたい焼きの人気の秘訣です。
ご主人の口調は穏やかで手元は休み無く
ご主人の手さばきもさることながら人柄も、リピーターが多くお店が賑わう要因のひとつではないかと思います。
どんなに忙しくても「お待たせして申し訳ない」と本当に申し訳なさそうにおっしゃる穏やかで優しい口調が印象的です。
それでも手元は目まぐるしく無駄のない動きで、休み無く何本もの型を返し続けています。
注文を受けてから焼くスタイルなので場合によっては長く待つことになりますが、待ち疲れがどこかへいってしまうようなお人柄です。
変わり種の月替わりたい焼きも人気
「福丸」では、自家製つぶ餡の入った薄皮たい焼きだけでなく、秋から春にかけて期間限定で月替わりのちょっと変わったたい焼きも販売されます。
【これまでに販売された月替わりたい焼きの一部】
- 黒鯛焼き(餅入り)
- 金時芋たい焼き(太白ごま油で素揚げした揚げたい焼き)
- りんごたい焼き
- 番茶たい焼き
- スイートポテトたい焼き
- 梅鯛焼き
- 枝豆たい焼き
- よもぎたい焼き
- 梅たい焼き など
私は1個だけ買ってその場で食べることが多く、ついつい普通のたい焼きを選んでしまいますが、いくつか買うときは普通のものと月替わりのものを選びます。
月替わりももちろん美味しく、その時期にここでしか味わえない珍しい商品です。
初めての人は、たい焼きと月替わりたい焼きをひとつずつ買うことをおすすめします。
月替わりたい焼きは、その月が終わる前に売り切れてほかのたい焼きに変わることもあります。
月替わりたい焼きの販売期間が厳密には決まっていないので、10月の始めや4月の終わりなど微妙な時期はSNSか電話で確認してみましょう。
商品 | 税込価格 | 販売期間 |
薄皮たい焼き | 120円 | 常時(猛暑日には販売中止の場合あり) |
月替わりたい焼き | 130円 | 秋~春(10月~4月頃) |
2022年7月より、原材料価格高騰のため薄皮たい焼の価格が120円に変更されました。今後、ほかの商品の価格も変わる可能性があります。
「福丸」のかき氷はいつまで食べられる?販売期間やメニューを知りたい!
暖かくなると「福丸」ではかき氷の販売が始まります。様々な種類があるので、全制覇したい人は販売期間内に通いましょう。
人気は果肉たっぷりの手作りシロップ氷
ご主人手作りのフルーツシロップを使った果肉たっぷりのかき氷が大人気です。値段を確認したくなるほどの贅沢感があります。ボリュームも満点です。
たい焼きの1本焼きも大変な仕事ですが、かき氷も昔ながらの手削りで作られています。そのため、待ち時間が長いのは覚悟してください。
待つだけの価値は十分過ぎるほどあります。
待って食べるときのかき氷の美味しさはひとしおです。でも暑い時期は、熱中症に注意してくださいね。
かき氷の販売期間も、厳密には決められていません。4月の始めや10月の終わりには、確認してから行くことをおすすめします。
かき氷のメニューや価格
メニューは入れ替わりがあり、その年によっても変わります。
商品 | 税込価格 | 販売期間 |
かき氷(既製品のシロップ)イチゴ・メロン・みぞれ | 300円 | 4月~10月頃 |
かき氷 岐阜金時・せんじ金時 | 400円 | |
かき氷 手作りフルーツシロップ(入れ替わりや限定商品もあり) | 450円~ |
【これまでに販売された手作りフルーツシロップ氷の一部】
梅/桃/パイン/洋梨/いちじく/キウイフルーツ/マンゴー/マロン/甘夏/ゆず/みかん/ブルーベリー/ブラックベリー/ハネージュメロン/生レモン/りんご/ぶどう/いちごミルク など
フルーツの味が生きた、甘すぎないシロップ
人気商品は、いちごミルク。練乳を使わず牛乳で作られることでイチゴの味が生き、サッパリした美味しさが楽しめます。
私がよくいただく「梅氷」の梅シロップは、1年かけて漬けるそうです。ですから、今年の分が終わったら来年までは食べられません。
個人的には一般的なシロップはあまりかけ過ぎない方が好きなのですが、こちらのシロップはフルーツの味がそのまま感じられる美味しさで、たっぷりかけてもらえたら嬉しいです。
暑さが早く訪れる年は、梅シロップが早くなくなることもあるようです。
ちなみに、梅シロップで漬けられた梅の実は、月替わりたい焼き「梅たい焼き」の餡に入っています。
また、あまり見かけないマロンのかき氷の中には、とてもりっぱな栗がゴロンと入っていて食べ応えがあります。
たい焼きの餡を使ったぜんざいや玄米焼き団子も絶品
かき氷が終わる頃、ぜんざいや焼き団子の販売が始まります。
心も体も温まる甘すぎない「ぜんざい」
たい焼きの餡を使った程良い甘さのぜんざいは、素焼きの玄米団子付きで税込500円です。
素焼きなので、お餅のようにぜんざいと一緒に味わうことができます。
ぜんざいに漬けて食べてもよし、串から外してぜんざいの中に落としてもよし。
ぜんざいと柔らかくて香ばしい焼き団子の組み合わせは最高です。
年内最後の営業日には、毎年恒例の振る舞いぜんざいが開催されます。
以前、たまたま行った日が振る舞いぜんざいの日で、心も体もぽかぽかになりました。
生醤油味の玄米焼き団子もおすすめ
期間限定の玄米焼き団子(生醤油味・120円)は、秋頃~春にかけて販売されます。
「はつしも」をご飯に炊き上げて潰し、ついて作られる焼き団子で、冷めてもやわらかく美味しくいただけるのが特徴です。
醤油が香ばしく想像よりもやわらかい食感のお団子も、期間内にぜひ味わって欲しい1品。
「福丸」にイートインスペースはある?テイクアウトできる商品は?
「福丸」の商品は、基本的にすべてテイクアウトできます。そしてお店の中に、イートインスペースも設けられています。
イートインはセルフサービスで
イートインの場合、お茶を淹れたり器を片付けるなどほとんどがセルフサービスです。それもご主人の忙しさや人柄からか、お客さんは皆、当たり前のようにやっています。
初めてだと、どうすればいいかわからないかも。
大丈夫です。ご主人に聞けば丁寧に教えてくれます。
私も初めてのときは少しウロウロしていました。
するとご主人がすぐに気付いてくれただけでなく、その後をほかのお客さんが教えてくれるという連携プレーに助けられたのです。
常連になって、勝手知ったる様子で振る舞いたいなあと思いました。
テイクアウトはリサイクル紙袋で
たい焼きを1匹買うと白い小さな紙袋に入れてくれます。
テイクアウトの場合、それを持って食べ歩いたり、近くのベンチや向かいの公園などで座って食べたりします。
たくさん買ったときは、白い紙袋に入れたたい焼きをまとめて手提げの紙袋に入れてくれます。
これがこのお店の独特な点です。この紙袋はいろいろなお客さんが持ち寄ったもので、どこかのお店の名前が書いてあったりブランドのロゴが入ったりしています。
初めてのときは驚くと思います。たい焼きを入れるにはやや不思議な感じもしますが、環境に配慮された素敵なアイデアです。
でももしそれが気になる人は、自分用の紙袋を用意していきましょう。
たい焼きは焼き立てで熱々なうえ鋳型に油を引いて焼かれているので、時間が経つと白い紙袋からは湯気や油が染みてきます。
そのためエコバッグなどに直接入れるより、紙袋をおすすめします。
また、使わないきれいな紙袋などがあれば、持って行くと役立ててもらえます。
「福丸」が空いているのはいつ?予約はできる?
比較的並ばずに買うことができるのは、平日や開店間際です。特に雨の日などは空いています。
逆に晴れた土日祝日は混んでいると考えた方がよいでしょう。
平日でも、善光寺や伊奈波神社で何らかの行事が行われているときには混雑している可能性があります。
できるだけスムーズに購入したい人は、そのあたりも考慮して出かけましょう。
時間が遅すぎるとオーダーストップになってしまう可能性もあります。焼き上がりが18時になるところまでで終わりです。
私は先日最後のひとりでした。番号札をいただいて伊奈波神社へ参拝に行き、戻ってきたらちょうど私の分を焼いてくださっているところでした。
閉店の30分前には入店されることをおすすめします。
また、たい焼きは電話で予約もできます。
「福丸」に駐車場やトイレはある?
「福丸」に駐車場はありません。お店の前は伊奈波神社の広い参道と公園なので、一見、車が停められそうに見えるのですが、駐車禁止エリアです。
お店前の広いスペースには絶対に駐車しないでください。
善光寺有料駐車場or善光寺参拝客用無料駐車場が便利
車は、「福丸」の横にある善光寺有料駐車場(3時間まで300円/12時間まで500円)に停めるのがすぐそばで便利です。
また、「福丸」の前を過ぎて少し進んだ左手(北側)の坂を上がったところに善光寺の参拝客用無料駐車場があります。
あくまで参拝客用なので善光寺にお参りした上で、たい焼きやかき氷を楽しんでください。
一方、有料駐車場は、珍しいセルフサービスの形式が採用されています。
駐車場前にあるお金を入れる箱に必要な金額を投入し、設置されている用紙に必要事項を記入して車内の見える場所に置いておくルールです。
「善意で成り立っている駐車場」という表示があり、当たり前ですが不正は絶対にいけません。
「福丸」にトイレはある?
店内にトイレはありませんが、隣の善光寺有料駐車場内にあります。
駐車場のトイレって汚くないかな?
安心してください。こちらのトイレはとてもきれいです。
駐車場にあるトイレは暗く汚いイメージを持つ人も多いと思います。でも、こちらのトイレは違います。
友人が「きれいでびっくりした」と言っていたほどです。
「福丸」の薄皮たい焼きやかき氷についてのまとめ
- 伊奈波神社の手前にある小屋のようなお店
- 水・木定休、11:00~18:00営業(臨時休業や営業時間の変更あり)
- 「福丸」のたい焼きは1本焼きで焼かれた薄皮のカリカリタイプ
- 注文を受けてから焼くので待ち時間が長い場合も
- ご主人は穏やかで優しい人柄
- 期間限定で月替わりたい焼きやかき氷が登場
- 自家製フルーツシロップのかき氷が人気
- かき氷は手削りなので待ち時間が長い場合も
- イートインもできる
- テイクアウトの手提げ袋はお客さん提供のリサイクル
- 駐車場はなく、お店前のエリアは駐車禁止
- たい焼きが18時に焼き上がるところまででオーダーストップ
- 善光寺有料駐車場か善光寺に参拝する前提で参拝者用無料駐車場を利用
- 有料駐車場内にきれいなトイレがある
ここまで読んで、1本焼きで焼かれたカリカリの香ばしいたい焼きやフルーツの味がそのまま楽しめるかき氷を食べてみたくなった人は、ぜひ岐阜市の「福丸」に立ち寄ってみてください。
「福丸」のあたりは、お寺や神社、東西に走る参道沿いのお店や横道にあるカフェ、ギャラリーなど近隣を散策して楽しめるエリアです。
有料駐車場に車を入れた場合は、時間いっぱい堪能してもらえたら嬉しく思います。
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