伊勢参拝後に行くべき開運スポットがあるとは、初めて知った人も多いと思います。
私もそうでした。
お伊勢参りとしては、二見興玉神社、伊勢神宮外宮、伊勢神宮内宮の順に参拝し、まさにそこで終わっていました。
2022年8月22日放送の「突然ですが占ってもいいですか?」では、木下レオンさんが前田敦子さんをガイドして伊勢巡りをしています。
番組でレオンさんは、昔の人が伊勢神宮参拝後に必ず行った場所があると話しました。
それはとても素敵な場所なのに、あまり知られていない場所でもあるそうです。
そんなわけで、今回のメインは、知名度は低いけれどとても大切な場所を教わる「レオン流最強伊勢巡り」でした。
昔の人が伊勢神宮参拝の後に必ず行った場所は、朝熊岳金剛證寺(あさまだけこんごうしょうじ)です。
番組によれば、レオン流最強伊勢巡りは以下の流れとなります。
- 白瀧大明神の滝行
- 伊勢神宮外宮
- 伊勢神宮内宮
- おかげ横丁での開運フード(伊勢角屋麦酒内宮前店のカキフライ串・ふくすけの伊勢うどん)
- 朝熊岳金剛證寺
白瀧大明神については以下の記事で詳しく紹介しています。
>>占ってもいいですか?滝行&サウナ回の場所は白瀧大明神
本記事では、レオンさんのガイドに沿いながら、伊勢神宮参拝後に朝熊岳金剛證寺を訪れるべき理由や見るべき所、アクセス方法についてお伝えします。
目次
突然ですが占ってもいいですか?伊勢神宮参拝後に行く開運スポットは朝熊岳金剛證寺
朝熊岳金剛證寺の役割や、境内の見どころなどについて、7つのポイントをお伝えします。
- 伊勢神宮の鬼門を守る朝熊岳金剛證寺
- 朝熊岳金剛證寺参りは伊勢音頭に唄われるほど根付いていた慣習
- 三徳をお持ちのご本尊は20年に1度御開帳される秘仏
- 伊勢神宮の奥之院
- 境内は1度は見ておきたい美しさ
- 奥之院へ向かう道に立ち並ぶ卒塔婆
伊勢神宮の鬼門を守る朝熊岳金剛證寺
朝熊岳金剛證寺は、伊勢神宮の鬼門を守る目的で建てられました。
こちらのお寺は、伊勢神宮の北東に位置します。
北東は古い呼び方でいうと丑寅(うしとら)の方角といいます。
丑寅は陰陽道(占い・天文・暦などに関する古来の技術)で鬼門とされているため、伊勢神宮の鬼門をお守りして邪気を入れないよう朝熊岳金剛證寺が建立されたのです。
境内には「福丑」「智彗寅」と名付けられた丑と寅の銅像があり、触れるとご利益が受けられます。
また、伊勢神宮をお守りしているのは明星天子という仏様で、境内にある朱色の「明星堂」というお堂に祀られています。
朝熊岳金剛證寺参りは伊勢音頭に唄われるほど根付いていた慣習
朝熊岳金剛證寺は、伊勢の民謡「伊勢音頭」で以下のように唄われています。
「お伊勢参らば朝熊をかけよ、朝熊かけねば片参り」
昔の人にとっては、伊勢神宮を参拝したら朝熊岳金剛證寺も参るのが当たり前だったということです。
三徳をお持ちのご本尊は20年に1度御開帳される秘仏
朝熊岳金剛證寺のご本尊は福威智満虚空蔵大菩薩(ふくいちまんこくうぞうだいぼさつ)という仏様で、福徳(幸福)・威徳(尊敬)・智徳(知恵)の三徳を無限に持ち、すべての人にご利益を与えてくださいます。
日本三大虚空蔵大菩薩の第一位として祀られている仏様です。
しかし、ご本尊は秘仏で、普段は拝むことができません。
通常時は、お前立ちと呼ばれるご分身が安置されています。
本堂の外からごく近くにご分身がいらっしゃり、直接そのお顔を拝むことができます。
ご本尊の御開帳は20年に1度、伊勢神宮が遷宮を行った翌年に行われます。
伊勢神宮の奥之院
朝熊岳金剛證寺は、伊勢神宮の奥之院とも言われています。
奥之院が神社の奥にあるもっとも神聖な場所を意味することから、朝熊岳金剛證寺がいかに重要なお寺であるかが分かります。
金箔押しで神々しい本堂の中には、お前立ちの虚空蔵菩薩、そしてその後ろにご本尊が納められ、さらにその後ろには伊勢神宮内宮に祀られている天照大神のご分身が安置されています。
それも、朝熊岳金剛證寺が伊勢神宮の奥之院と言われる由縁です。
番組では本堂の中に入り、納められたご本尊の後ろにも回って天照大神のご分身も拝観していました。
通常は、ご祈祷を受けるときのみ、本堂の中に入ることができます。
ご祈祷は10,000円で誰でも受けられます。
境内は1度は見ておきたい美しさ
境内はとても美しい景観で、一見の価値があります。
本堂は鮮やかな朱漆(しゅうるし)で塗られ、季節ごとの背景とのコントラストに心が奪われます。
また、弘法大師が掘ったと伝えられている連間の池には数百もの蓮が植えられ、それらが1度に花を咲かせている姿は、5月半ばから9月頃にだけ楽しめる壮観な景色です。
その池にかけられている朱色の連珠橋は、此岸(この世)と彼岸(あの世)の境目を表していると言われています。
せっかく訪れたなら広い境内をすべて巡ることをおすすめしますが、時間に余裕を持っておく必要があります。
少なくとも1時間はみておきましょう。
奥之院へ向かう道に立ち並ぶ卒塔婆
本堂でお参りをしたら、朝熊岳金剛證寺の奥之院にも向かいましょう。
奥之院は「極楽門」という門をくぐった先にあり、道沿いに角材で作られた背の高い卒塔婆がぎっしりと無数に並んでいるのが特徴的です。
異世界に迷い込んでしまったような少し怖いような不思議な感覚にとらわれます。
突然ですが占ってもいいですか?で伊勢神宮参拝後に行く開運スポット朝熊岳金剛證寺へのアクセス
朝熊岳金剛證寺は、標高555mの朝熊山の山頂付近にあります。
伊勢観光協会は登山もおすすめしていますが、初心者で2時間くらいかかるそうなので自信がない人は他の行き方が良いと思います。
登山ハイキングを楽しみたい人は、靴などの装備や飲み物などの用意をしっかりしてぜひ挑戦してください。見どころがたくさんあります。
車がもっともおすすめで、遠方の人はレンタカーを利用するのも方法のひとつです。
その場合、有料道路を使用します。
車が不可能な場合は、公共交通機関「参宮バス」が動いている日を選んで参拝しましょう。
平日に行きたいけれど、上まで行く方法はないの?
バスがないときは、タクシーの利用がおすすめです
タクシーの場合は、事前に予約し貸し切って、参拝のあいだ待っていてもらったほうがよいでしょう。
有料道路もありお金がかかるので、数人で乗り合わせて行くとよいと思います。
住所 | 三重県伊勢市朝熊町548 |
電話番号 | 0596-22-1710 |
営業時間(境内) | 24時間 |
営業時間(本堂拝観時間) | 9:00〜15:45 |
休業日 | 年中無休 |
公共交通機関 | 下記の日のみ運行
「参宮バス」※ 浦田町バス停→約20分→朝熊岳金剛證寺 |
車 | 伊勢自動車道「伊勢西IC」→約5分→「伊勢志摩スカイライン」伊勢料金所 伊勢料金所→約15分→朝熊岳金剛證寺 |
駐車場 | 無料駐車場あり(約100台) |
徒歩 | 近鉄朝熊駅から徒歩約10分の登山口からスタートし、約2時間 |
※浦田町バス停は伊勢神宮内宮宇治橋よりおはらい町(おかげ横丁)を通って南へ徒歩約1km
突然ですが占ってもいいですか?で伊勢神宮参拝後に行く開運スポット朝熊岳金剛證寺に関するまとめ
伊勢神宮を参拝する多くの人がスルーしているかもしれない、朝熊岳金剛證寺について紹介しました。
- 昔の人は伊勢神宮参拝の後に必ず朝熊岳金剛證寺を参っていた
- 朝熊岳金剛證寺は伊勢神宮の鬼門を守る目的でが建立
- ご本尊は秘仏で20年に1度御開帳される
- 秘仏の前にはお前立ちの虚空菩薩
- 秘仏が納められている場所の後ろには天照大神の御分身
- 境内の美しさは一見の価値あり
- 立ち並ぶ卒塔婆が圧巻
- 車での参拝がおすすめ
- 無料駐車場がある
- 「参宮バス」は土日祝日、お盆、年末年始のみの運行
- バスがないときはタクシーで
伊勢を訪れる際、伊勢神宮の内宮とおかげ横丁だけを訪れて帰ってきてしまう人も少なくないのではないでしょうか。
次回、伊勢神宮を参拝する機会があれば、滝行・外宮・内宮とともに朝熊岳金剛證寺もぜひ訪れてみてください。
コメント