2024年5月27日の「帰れマンデー見っけ隊!!」バスサンドのコーナーで、サンドウィッチマンの2人と高橋一生さん、宮川大輔さんが裏鎌倉を旅しました。
ゴールは、「田谷の洞窟」と呼ばれるパワースポット。
過去には「ふしぎ発見」で紹介されましたが、メディアで紹介されることがほとんどない場所だそうです。
裏鎌倉ってどの辺り?
裏鎌倉とは、鎌倉駅の西口方面のことをいいます。
裏鎌倉は鶴岡八幡宮などの観光スポットが多い東口の反対側に位置し、落ち着いた雰囲気が魅力のエリア。
本記事では、「田谷の洞窟」へ至るまでに立ち寄った2つの神社「銭洗弁財天宇賀福神社」・「佐助稲荷神社」とともに荘厳な「田谷の洞窟」についてお伝えします。
目次
裏鎌倉で帰れマンデー見っけ隊!!/銭洗弁財天宇賀福神社で金運アップ
裏鎌倉でバスサンド旅をスタートした一行が、バスに乗る前に向かった神社が「銭洗弁財天宇賀福神社」でした。
銭洗弁財天宇賀福神社は霊水が湧き出る神社
「銭洗弁財天宇賀福神社」に沸く霊水でお金を洗う「銭洗い」を行うと、金運のご利益が受けられるといわれています。
「銭洗弁財天宇賀福神社」は源頼朝が建立した神社です。
源頼朝が夢枕にたった宇賀福神の「この地に水が湧く」というお告げに従って言われた場所を彫らせたところ、お告げの通り霊水が湧き出ました。
そのため、霊水の湧いた場所に神社を建立し、宇賀福神をお祀りしたのです。
銭洗弁財天宇賀福神社は手彫りのトンネルの向こう
坂道を上っていくと、鳥居が見えます。
その鳥居は山を掘り抜いたトンネルの入口を囲むように建っていて、鳥居をくぐるとそのままトンネルに入っていきます。
トンネルには手彫りされた形跡が残っていました。
歴史上のできごとをリアルに感じられる場所に、不思議な感覚を与えられます。
先が気になりますが、トンネルの壁も忘れず見ておきましょう。
タイムスリップをするように短いトンネルを抜けると多くの鳥居が並び、その向こうに境内が広がっていました。
境内には本社や社務所・茶屋などが建ち並び、出入りする参拝者がいて、閑静な神社の外とはまた違ったやや賑やかな雰囲気でした。
銭洗弁財天宇賀福神社で銭洗い
「銭洗い」は、鎌倉時代に北条時頼が一家の繁栄を祈願して、この神社の霊水でお金を洗ったことから始まりました。
今では、金運が上がるとして多くの人が「銭洗い」に訪れます。
銭洗いに手順はありますか?
銭洗いは以下の手順で行ってくださいね
銭洗いの方法
- 社務所で200円(2024年5月現在)を納めてお線香とロウソクをいただき、ザルを借りる
- 本社横のロウソク台で他のロウソクから火をいただき、ロウソクを立てる
- お線香に火をつけ線香台に立て、その煙で身を清める
- 本社に参拝
- 霊水の湧き出ている洞窟へ。お金をザルに入れて柄杓で霊水をかけ清める
(硬貨でもお札でもよく、全体を濡らさなくてもよい。) - ザルは指定の場所へ返却
清めたお金は水分を取ってお財布などに戻しましょう。
硬貨は拭けば簡単に乾きますが、お札は全体を濡らしてしまうと乾きにくくこのあと持ち歩きにくいかもしれません。
お札を清める場合は端をの方を少し濡らす程度に留めましょう。
紙や布に挟み、保存袋などに入れて丁寧にカバンなどへしまって、乾いたらすぐにお財布へ戻すとよいと思います。
清めたお金は大切なときに使うのがおすすめ
「銭洗い」で清めたお金を使うと増えて戻るそうです。
ただし、せっかく清めたお金を他のお金と同じように使ってしまうのは、とても残念。
お祝いや自分へのご褒美など、大切なときに取り出して使うと良いかもしれませんね。
清めたお金は、他のお金と分けて大切に保管しておくことをおすすめします。
どれが清めたお金かわからなくなってしまうなんて、あまりにも悔しいではありませんか。
銭洗弁財天宇賀福神社の宇賀福神は蛇の化身
本社には、賽銭箱とともに卵を奉納する箱があります。
宇賀福神は体が蛇、頭が人という姿の神様。
この神様が蛇の化身で卵が好物であることから、卵を納めるようになったそうです。
また、弁財天のお使いが蛇ということも関係しています。
卵は、境内の茶屋で購入可能。
弁財天は、芸事の神様です。
卵も奉納すれば、さらなる開運が期待できるかもしれません。
銭洗弁財天宇賀福神社へのアクセス
住所 | 〒248-0017 鎌倉市佐助2-25-16 |
電話 | 0467-25-1081 |
拝観時間 | 8時00分~16時30分(受付は16時まで) |
アクセス | JR鎌倉駅西口から徒歩25分(1km強) |
駐車場 | 平日のみ(巳の日を除く)/収容台数わずか ※周辺有料駐車場がおすすめ |
駐車場は、ないと思った方がよいと思います。
車で行く場合は、有料駐車場の利用を検討しましょう。
鎌倉駅から歩けますが、距離は1km強で鳥居の近くはやや急な登り坂です。
徒歩に自身がないので心配しています。
タクシーやレンタサイクルのほか、観光案内などが楽しめる人力車の利用をおすすめですよ。
裏鎌倉で帰れマンデー見っけ隊!!/佐助稲荷神社で出世運アップ
銭洗弁財天宇賀福神社を後にした一行は、佐助稲荷神社へ。
佐助稲荷神社は、銭洗弁財天宇賀福神社から徒歩15分ほどのところにあります。
佐助稲荷神社は知る人ぞ知る神社
佐助稲荷神社には伏見稲荷神社を思わせる多くの鳥居が連なっているので、すぐにわかるでしょう。
鳥居をくぐって登っていくと視界が開け、社務所やお堂が建つ境内に。
本堂へは、その先にあるお堂の裏をさらに登ります。
本堂には小さな白狐がたくさん飾られていて、遠目に見るとまるで雪のよう。
佐助稲荷神社は、
裏鎌倉でも知る人ぞ知る神社
と紹介されていました。
佐助稲荷神社には源頼朝を平家討伐に導いた神様が祀られていることから、出世のご利益があるといわれています。
佐助稲荷神社の白狐のお守りは、玄関に置くと福が来るそうです。
佐助稲荷神社へのアクセス
住所 | 〒248-0017 神奈川県鎌倉市佐助2丁目22−12 |
電話 | 0467-22-4711 |
拝観時間 | 24時間/社務所は9:00~17:00(11月~2月は9:00~16:00) |
アクセス | JR鎌倉駅西口から徒歩20分 |
駐車場 | なし |
裏鎌倉で帰れマンデー見っけ隊!!/田谷の洞窟
田谷の洞窟(田谷山瑜伽洞 たやさんゆがどう)は定泉寺の境内にあり、真言密教の修行僧によって鎌倉時代から江戸時代までおよそ600年かけて手掘りされた洞窟です。
田谷の洞窟を拝観するにはどうしたらいいですか?
手順をお伝えします。注意事項も、事前に良く確認しておきましょう。
田谷の洞窟を拝観するには
田谷の洞窟へ無断で入ることはできません。
必ず本堂の脇にある受付で申し込みをしましょう。
洞窟拝観の手順
- 本堂脇の受付で申し込み(9時~16時)をし拝観料を納め、由来書とロウソクをいただく
- 洞窟前に置いてある棒状の手燭にロウソクを立て、それを持って洞窟へ。
洞窟拝観の注意
- 洞窟内は撮影禁止
- バリアフリーなど未対応(当初の姿を保つため)
- ペットとの入洞は禁止
- 騒がない
- 静かに拝観すること
神聖な場所であることを決して忘れてはいけません。
田谷の洞窟は全長570m
洞窟の全長は570mあり、拝観できるのは300mほどです。
しかし、測定不可能な場所を含めると1kmにも及ぶと言われています。
拝観ルートは、奥ヘ奥へと進み最終的には元の場所に戻ってくる形。
それ以外は、立ち入ることができません。
当初彫られたままの姿が保たれているので、つまずいたり滑ったりしないよう足下に注意が必要です。
ゆとりをもって入洞し、ロウソクが消えない程度の速度でゆっくりと拝観するのがおすすめ。
洞窟へ入る前に、受付でいただく由来書や洞窟前の注意書きをよく見ておきましょう。
田谷の洞窟は修行僧が手彫りした洞窟
内部は控え目にライトアップされていて、洞窟中の彫刻を拝見することができます。
龍や獅子、インド神話に出てくる顔が龍で体が鳥の迦楼羅、松などが細かく彫られている様子は圧巻。
洞窟内には、あまたの仏像がお祀りされているとのことでした。
この長い洞窟は、真言密教の修行僧が御経を唱えながらノミで掘った洞窟なのです。
その事実を物語る、ノミの跡を見ることもできます。
修行僧は洞窟を掘り、その壁に仏像や曼荼羅などを彫り込んでいきました。
300ほどもあるという仏教彫刻は、必見です。
全国の札所のご利益を受けられる
多数彫られている観音菩薩の下には、お寺の番号と名前も彫り込まれています。
西国三十三観音霊場、四国八十八ヶ所霊場の御本尊も掘られているため、この洞窟を巡ることで全国の札所を巡礼したのと同じご利益を受けられるとも。
お大師様と四国八十八ヶ所霊場の御本尊がお祀りされている場所が洞窟の本堂にあたり、そこでお参りをします。
荘厳かつ神聖な田谷の洞窟は、鎌倉を訪れるなら行っておきたい場所のひとつです。
田谷の洞窟へのアクセス
住所 | 〒244-0844 横浜市栄区田谷町1501番地(定泉寺境内) |
電話 | 045-851-2392(定泉寺受付) |
拝観時間 | 午前9時~午後4時 |
アクセス | JR大船駅西口観音側 神奈中バス「戸塚バスセンター行」 洞窟前下車 徒歩1分 |
駐車場 | 定泉寺前の道を挟んだ向かい側に有料駐車場あり(料金は定泉寺受付にて支払い) |
定泉寺の最寄り駅は「JR大船駅」です。
鎌倉駅からJR横須賀線で大船駅まで行き、そこからバスで7分。
裏鎌倉散策からは離れることを考慮しておきましょう。
裏鎌倉で帰れマンデー見っけ隊!!/バスサンドは過酷な旅番組
帰れマンデー見っけ隊!!のバスサンド企画では、裏鎌倉にある銭洗弁財天宇賀福神社と佐助稲荷神社とともに田谷の洞窟も紹介されましたが、田谷の洞窟がある定泉寺は鎌倉駅から8kmほど離れています。
バスサンドは、サイコロを転がして出た目の数のバス停分だけバスに乗り、それ以外は歩くというなかなか過酷なゲーム要素をもつ旅番組です。
そのため、番組のように3つの神社仏閣を1日で巡るスケジュールはおすすめできません。
裏鎌倉にはほかにも神社仏閣がたくさんあるので、それぞれを十分に堪能できる無理のない計画を立ててくださいね。
裏鎌倉で帰れマンデー見っけ隊!!田谷の洞窟・銭洗い・佐助稲荷でバスサンド開運旅のまとめ
今回の帰れマンデー見っけ隊!!バスサンドのコーナーは、ゴールが田谷の洞窟でした。
撮影禁止の洞窟で、テレビカメラが入ることはほとんどないそうです。
テレビを通しても、洞窟の荘厳さや洞窟を彫る修行僧の厳粛な姿を想像することができました。
本当に田谷の洞窟へ入ったらどんな気持ちになるのか、少し恐ろしくもあります。
それほどに、洞窟の掘り跡やあまたの彫刻が彫られたときの姿のまま、そこにあるのです。
機会があれば、体感する価値がある場所だと感じました。
また、銭洗弁財天宇賀福神社では金運アップや芸事運アップ、佐助稲荷神社では出世運アップのご利益を受けられます。
裏鎌倉は、人が殺到していない神社仏閣やおしゃれなお店も点在する美しく落ち着いたエリアです。
住民の方々に迷惑をかけないようマナーとモラルを守って、東口側とは違う西口側の雰囲気を楽しんでみてはいかがでしょうか。
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