2024年7月1日の帰れマンデー見っけ隊!!バスサンドでは長野県軽井沢を旅しました。
サンドウィッチマンとともにゴールを目指したゲストは、満島真之介さんとハリセンボンの2人。
星野エリアからスタートし、飲食店を巡りながらゴール地点「断崖の開運寺」へ向かいます。
「断崖の開運寺」は、天台宗布引山釈尊寺のこと。
崖を掘り、断崖から張り出すように建立されたお寺です。
本記事では、釈尊寺の参拝方法や注意事項、アクセスについてお伝えします。
目次
帰れマンデー見っけ隊!!崖の釈尊寺は「牛に引かれて善光寺詣り」の寺
釈尊寺は、断崖という信じられないような場所に建立されています。
正式名称は天台宗布引山釈尊寺といい、奈良時代の724年に開山されたそうです。
崖を掘って造られている珍しいお寺は国の重要文化財に指定されていますが、なぜこの場所に造られたのか、どのように造られたのかは未だ解明されていません。
「牛に引かれて善光寺詣り」にまつわる寺
釈尊寺は、多くの人が1度は耳にしたことがある「牛に引かれて善光寺詣り」ということわざのもとになったお寺です。
「牛に引かれて善光寺詣り」とは、思いも寄らないことから良い方向へ導かれることを意味することば。
「牛に引かれて善光寺詣り」のもとになっている布引伝説は、このようなお話です。
あるとき、信仰心のない老婆が布を洗って干していました。
すると牛がやってきて、干していた布を角にひっかけそのまま走って行ったため、老婆はその牛をおいかけたのです。
そして、知らず知らずのうちにたどりついたのは善光寺でした。
信仰心のなかった老婆は善光寺で観音様を見て改心し、信心深くなり極楽浄土へ導かれました。
老婆を善光寺へ連れて行った牛は、釈尊寺にお祀りされている観音様の化身だったそうです。
「布岩」が言い伝えの始まりという説
釈尊寺の参道から見える白い布のような岩は「布岩」と名付けられています。
布引伝説で牛が角にひっかけた布だといわれている岩。
善光寺から遠く離れたところにある釈尊寺に布引伝説があるのは、「布岩」の存在があるからだともいわれているようです。
釈尊寺がとても縁起の良いお寺であることがわかりますよね。
帰れマンデー見っけ隊!!崖の釈尊寺/アクセス・拝観料・駐車場
行く価値のある釈尊寺ですが、行くのが難しい場所でもあるのです。
住所 | 〒384-0071 長野県小諸市大久保2250 |
電話 | 0267-23-0520 |
アクセス | しなの鉄道「滋野駅」より徒歩約30分 タクシーで10分 布引観音参道駐車場より徒歩約20分 レンタサイクル、レンタカーもあり |
駐車場 | 20台(布引観音参道駐車場/千曲川沿い) ※布引観音臨時駐車場(檀家用)は使用しない |
拝観料 | 無料 |
檀家さん用の布引観音臨時駐車場までの道は、急勾配がありすれ違いが難しい危険な道です。
必ず千曲川沿いの布引観音参道駐車場を使用してください。
滋野駅から徒歩で30分かかるので、タクシーやレンタカー、レンタサイクルの利用も考えましょう。
タクシーやレンタサイクルも、布引観音参道駐車場までしか行けません。
帰れマンデー見っけ隊!!崖の釈尊寺までは徒歩で登山
釈尊寺までは、坂や階段を歩く必要があります。
参道はちょっとした登山
釈尊寺までの道のりは、ちょっとした登山だと考えた方がよさそうです。
そのため、歩きやすくはき慣れた靴での参拝がおすすめ。
冬に参拝する場合は、滑らない靴を用意しましょう。
バスサンドのメンバーには過酷な参道
ここまで7時間のロケをしてきた一行にとっても、この坂道は大変きつそうでした。
杖を手に、休み休み登っていきます。
一方、満島真之介さんだけはとても元気に山を登り、先に立ってみんなを鼓舞していました。
地元の人でも「道のりは楽ではない。でも行く価値はある」という釈尊寺。
半分ほどのところで、釈尊寺に行ってきたという男性とすれ違ってことばを交わした様子を見たところ、健康な大人なら行くことができる参道のようです。
ただやはり、段差の高い石段や滑りやすい箇所など危険な場所、ハードな場所が多くあることも念頭に置いておいてくださいね。
参道や境内の見どころ
参道や境内には、「布岩」を始めとする大小様々な見どころもたくさん。
気持ちの良い季節を選び、余裕を持って楽しみながら登れるとよいですね。
登り切ると視界が開け、釈尊観音や本殿などがあります。
季節や体力、体調も考慮して旅の計画を立てるとよいのではないでしょうか。
参道や境内の見どころの代表的はものはこちらです。
- 滝
- 布岩
- 牛岩
- 善光寺穴
- 白山社社殿
- 布引観音観音堂
- そのほか石仏・木仏・碑など
帰れマンデー見っけ隊!!崖の釈尊寺で開運
釈尊寺に着いたら、開運を願って絵馬を奉納しましょう。
まず、寺務所で「牛に引かれて善光寺詣り」の絵とことばが描かれた絵馬(300円)を授かります。
その絵馬に願いごとを書き、観音堂へ奉納すれば運が開けるそうです。
観音堂にはお賽銭箱があり、絵馬が奉納できるようになっています。
お参りをしたあと願い事を書いた絵馬を奉納し、開運を願いましょう。
帰れマンデー見っけ隊!!崖の釈尊寺の観音堂はトンネルの向こう
観音堂は本殿のある場所からさらに階段を上り、岩を掘り抜いたトンネルを通った先にあります。
釈尊寺観音堂までのトンネルは低い
トンネルの高さは、身長177cmの満島真之介さんの頭が天井につきそうなくらいでした。
全員、ややかがみながら通り抜けました。
これでも明治時代に広げられたそうで、それ以前のトンネルは通れない人もいるほど狭く危険だったそうです。
釈尊寺観音堂から見る景色は絶景
崖から張り出した観音堂の手すりから下を見ていた満島真之介さんは、その高さに改めて驚きの声を上げました。
観音堂から見える景色は絶景。
ここまで登ってきたのだと思うと、達成感もひとしおですよね。
でも、手すりは満島真之介さんの腰より下の高さだったので、身を乗り出さないよう注意しましょう。
高いところが苦手な人は、手すりのほうへは近づかないほうがいいかもしれません。
釈尊寺観音堂内もじっくり拝観してみよう
観音堂でお参りをし、絵馬を奉納して終わるのではなく、観音堂の外観や観音堂内の拝殿・宮殿なども堪能することをおすすめします。
歴史を肌で感じることができるのは、険しい山道を登って辿り着いた人だけ。
宮殿の破風にある梅鉢懸魚は、鎌倉時代のものとしては唯一残っているものだそうです。
建物を火から守るために、水にまつわる魚の飾りをつけるといわれています。
帰れマンデー見っけ隊!!崖の釈尊寺のまとめ
2024年7月1日帰れマンデー見っけ隊!!バスサンドのゴール地点は、「断崖の開運寺」でした。
「断崖の開運寺」は、天台宗布引山釈尊寺のこと。
「牛に引かれて善光寺詣り」のもとになったと言われるお寺で、「牛に引かれて善光寺詣り」の絵が描かれている絵馬に願い事を書いて奉納すると運が開けるといわれています。
参道の入り口から釈尊寺までは、ちょっとした登山道のようになっていました。
満島真之介さんは元気でしたが、サンドウィッチマンの2人やハリセンボンの2人はかなりきつそうでした。
参拝には、山登りがしやすく滑らない靴が必須です。
駅からも遠いので、交通手段を検討しておくことも必要。
釈尊寺では、崖からせり出す観音堂からの眺めで疲れを忘れてしまうことでしょう。
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